日本のソフトバンクはZTEと協力し、東京都港区芝大門で4.5GHz帯の5G実証実験を行った。これにより日本の5G商用化の加速が始まった。新華網が伝えた。
4.5GHz帯は日本の5G商用許可の候補帯だ。ソフトバンクは今月20日にその試験許可証を取得し、ZTEとシステム試験を開始し、2020年頃には5G商業事業実用化をスタートさせる計画だ。ZTEは今回の試験で、5G基地局と重要ネットワーク設備を提供している。
ZTEとソフトバンクは今年6月に契約を交わし、東京都内で4.5GHz低周波の5G屋外試験を実施することになった。またソフトバンクと共に、実際のネットワーク環境で5G技術の性能を検証することになった。ZTEは9月にソフトバンクと協力し、5G実験局の設備出荷検査を無事完了させている。
ZTEとソフトバンクは「Massive MIMO」技術についても、長期的な試験と検証を展開している。双方は緊密な協力パートナーシップを結んでいる。「Massive MIMO」は5Gの重要技術と目されており、2016年下半期にソフトバンクの既存の4Gネットワークで商用配置を実現。ソフトバンクは今回、配置した「Massive MIMO」と無線インターフェース新型デバイスについて、東京都心のオフィスビル密集区で試験を繰り返す。また強化版モバイルブロードバンドやモバイル検証などの実用例の試験を計画している。
ZTEのTDD&5G製品責任者の柏燕民氏は、「当社とソフトバンクはMassive MIMOなどの5G重要技術分野で、長期的かつ深い提携を行っている。当社は提携を5G無線インターフェース分野まで拡張できたことを喜んでいる。当社は世界の先進的な総合通信ソリューションプランサプライヤーとして、5G分野の取り組みを継続し、提携先と5G産業・生態の成熟化を共同推進する。当社は5Gエンドツーエンドソリューションプランを初めて提供するサプライヤーになる自信を深めている」と話した。
ZTEは世界5G急先鋒になる取り組みを進めており、世界の通信事業者と5G技術の検証と試験を推進し、商用化を促している。ZTEは中国移動(チャイナ・モバイル)、ソフトバンク、スペインのテレフォニカ、イタリアのWind Tre、フランスのOrange、ベルギーのTelenet、韓国のKT、中国電信(チャイナ・テレコム)、中国聯通(チャイナ・ユニコム)などの複数の通信事業者と5G戦略協力協定に署名し、全面的な技術・産業協力を展開している。
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