ロイター通信は3日、「人工知能(AI)が取り仕切る中国のスマートシティー」とする記事を掲載した。中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(電子版)が5日、その内容を要約して次のように伝えている。
コーヒーを運んでくるロボットから、会議終了後に自動で元の位置に戻るオフィスチェアーまで、中国のスマートシティープロジェクトは、AIが主導権を握ることを目指していると、クリエイターらは今週の会議で語っている。
デンマークの建築会社BIGと中国のテクノロジー企業Terminusは、世界的なテクノロジーカンファレンスであるWeb Summitのオンラインパネルで、中国西南部の重慶市にAIを利用したキャンパススタイルを開発する計画について議論した。「クラウドバレー」と名付けられたプロジェクトは、センサーと無線LANに接続されたデバイスを使用して、天候や汚染から人々の食生活まであらゆるデータを収集し、住民のニーズに自動的に対応する計画で、「初めての場所であっても、あなたが姿を現すと、バーテンダーがあなたの好きな飲み物を知っている」「私たちの環境がセンシングと感覚を持つようになれば、そのようなシームレスさが実現される」という。
世界中の都市は、データを収集することで交通渋滞や犯罪などの問題に対処し、都市生活を改善しようと、テクノロジーの導入を競っている。世界的な経済不況の中で成長に拍車をかけるため、中国全土で500以上のスマートシティーが建設中だ。
クラウドバレープロジェクトは、サッカーのピッチ200面規模の都市を建設する。太陽の光が住宅に当たると、寝室の窓は自然光を取り入れて、眠い住人を目覚めさせるように不透明度を調整する。光が部屋を満たすと、タイタンという名のAIバーチャルハウスキーパーが朝食を選択し、天気に合わせて服装を調整し、1日のスケジュールを提示してくれる。オフィス、住宅、公共スペース、AIの監視下で動き回る自動運転車などを含むこの都市は、約3年後に完成する予定だ。一方で、その技術主導型のアプローチは、テクノロジーに精通していない人々に都市がどのような影響を与えるのかという問題も提起している。
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