2018年には国際経済環境が複雑に錯綜していたが、中国の対外貿易は予想を上回る好調な成果を上げた。成果の中の3つの数字がとりわけ目を引いている。人民日報が伝えた。
「30兆5千億元」。貨物輸出入額が30兆5千億元(1元は約16.5円)に上って前年比9.7%増加し、サービス輸出入額は5兆2千億元で同11.5%増加した。貨物もサービスも過去最高を更新した。
「約5100億ドル」。貨物貿易輸出入額が同5100億ドル(1ドルは約110.4円)あまり純増し、世界貿易機関(WTO)に加盟した2001年の輸出入総額を上回った。
「16.8%」。WTOのまとめた統計によると、昨年第1〜3四半期の中国の輸入増加は世界の輸入増加に対する寄与度が16.8%に達した。
昨年下半期、中国では対外貿易の安定に向けた一連の政策措置が打ち出された。同年12月末までに、輸入の通関の全プロセスにかかる時間が前年比56.36%短縮され、輸出の通関の全プロセスにかかる時間も同61.19%短縮され、関税水準は全体として17年の9.8%から18年は7.5%に下がった。
安定して発展する対外貿易が、中国の企業、消費者、世界の協力パートナーに非常に大きなチャンスをもたらした。江蘇省の中国常熟服装城の尚美服装商行の鄒嘉浩マネージャーは、「今では顧客も増えた。今年も外国語ができる従業員を数人補充しないといけない」と話す。
河南省鄭州市の楊蕾さんは、「食卓には世界各地からきたおいしいものが並び、クローゼットにはいろいろな国のブランド衣類がますます増えている。午前中に注文すれば、次の日のお昼には商品が届く。越境ECの保税輸入は、配送ペースがびっくりするほど速い!」と話す。
「8年続けて浙江華達集団有限公司からカラーコーティング金属板や亜鉛メッキ鋼板を輸入している。表面が平滑で、圧力への耐久性が高く、曲げ性に優れ、耐食性も高い」。エジプトのソフナ港で、エジプトのある鉄鋼会社の社長は顧客にこのように説明していた。
山東財経大学の趙忠秀学長は、「複雑で変化に富んだ国際環境が、まさしく中国の産業システムの耐久性を試すことになった」との見方を示した。
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