中国科学技術大学が発表した情報によると、同校の潘建偉教授とその同僚の陸朝陽氏、劉乃楽氏、汪喜林氏らは6つの光子の偏向、ルート、軌道角運動量の3つの自由度を調節することで、世界初となる18個の光量子ビットのもつれに成功し、すべての物理体系におけるもつれ数の世界記録を更新した。この成果は「編集者推薦」により、「Physical Review Letters」に掲載された。人民日報が伝えた。
複数の粒子もつれの操作は、量子計算が超越できない技術的難題として、世界の競争の中心になっている。潘氏のチームは2016年末に、10個の光子ビットと10個の超伝導量子ビットのもつれを実現し、この2つの世界記録を更新し維持してきた。長年に渡るたゆまぬ模索と技術の難関突破により、研究チームは18個の光量子ビットのもつれの実験と厳格な複数体純もつれの検証を実現し、すべての物理体系におけるもつれ数の世界記録を更新した。同成果は大スケール・高効率量子情報技術に応用可能であり、同時に中国が世界の複数体もつれの研究をけん引し続けていることの証となっている。
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