DENBA株式会社(本社東京、後藤錦隆代表取締役)は独自の鮮度保持装置「DENBA+」を搭載した新型家庭用冷蔵庫「CHiQ M鮮生」を、11月から販売した。中国大手家電メーカー合肥美菱有限公司「美菱(びれい)」と共同開発した。
日本家電メーカーの白物やテレビ、パソコン分野などが中国メーカーに続々と買収される中で、日本のDENBA社が中国大手家電製品に独自技術を売り込むことに成功したのは特筆される。
鮮度保持の能力を比較検証するため、10〜11月に海南島(マンダリンホテル)の会場で実験が行われた。新型保鮮冷蔵庫と通常冷蔵庫を用意し、扉にテープを貼り封印、その様子を24時間ネット中継、17日後の11月1日に、両冷蔵庫を開け鮮度保持比較を行った。その結果、鮮度保持新型冷蔵庫は全て新鮮と評価を第三者より受けることができた。
11月1日に、鮮度保持比較の様子を披露する会が催され、様子をWEBで中継、5時間で約3000万人が視聴した。比較する品目は、バラの花、牛肉、鶏肉、ほうれん草、サーモンで、通常冷蔵庫に入れたものが劣化している状態と比べ、鮮度保持新冷蔵庫のものは全て新鮮を保った、という結果となった。
美菱集団のこれまでの販売は、中国国内市場が主体だったが、今年からグローバル戦略を積極化。美菱集団は過去5年間の中国国外販売の伸び率が年約30%程度と高く、中国国内の更新需要増もあり、高い成長を維持してきた。今後2020年までの売上高、資産を現在の2倍の規模に拡大する計画で、DENBA搭載式新型保鮮冷蔵庫の拡販が、大きく寄与すると期待されている。
また、2022年までには、世界中の業務用及び家庭用冷蔵庫メーカーへ鮮度保持装置の供給を計画。ヨーロッパやアメリカなど世界の大手家電メーカーとDENBA搭載に向けた商談を展開している。
この発表について中国メディアは「美菱は冷蔵庫産業の新たな発展のために適切な提携をした。中国の家電市場でリードし続けるためにはたゆまないアップグレードが必要であり、高品質製品をかけて次世代のハイエンド市場を攻めていくことが可能となる」と評価している。
<鮮度保持装置「DENBA+」>
独自の水分子活性化技術により、食材及び生花などを、原子レベルで細胞を活性化させ、酸化を低減し、鮮度を高品質に保つ技術。世界で初めてユニット化に成功し、既存冷蔵庫搭載への安全性、効果性を認められ、製品化された。中国、韓国、台湾、アメリカ、ヨーロッパなど世界各国で販売展開し、業務用冷凍冷蔵庫・漁船・冷凍冷蔵コンテナ・プレハブ冷凍冷蔵庫など様々な場所で採用されている。日本、中国、台湾、韓国、米国などで国際特許を保持。この他15カ国で申請済み。
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