中国のスタートアップメディア として有名な「36kr」が13日に開催した「WISE新商業大会」において、中国一線都市の市場における投融資の成長スピードは、世界の平均スピードよりはるかに速く、スーパークラスのユニコーン企業(企業評価額が10億ドル以上のベンチャー企業)によるプロジェクト数や評価も決して侮れない。上海や深センなどの一線都市に続き、杭州や成都などの「新一線都市」は、起業ブームにおける新たな注目スポットとなっている。北京日報が報じた。
中国における投資実績は、過去半年以上の間に数量・金額ともに激増した。ベンチャーサポート「鯨準」の統計データによると、2017年10月、中国一線都市の市場における融資総額は7323億6千万元(1元は約17円)、投資件数は4128件、平均融資額は1億8千万元にそれぞれ達し、成長率は110%と、世界平均の26%をはるかに上回った。このほか、注目すべき傾向として、中国でスーパークラスのユニコーン企業が誕生するスピード・規模がいずれも、過去に例を見ないほどの勢いで伸びている点が挙げられる。2017年、中国・米国2カ国のユニコーン企業によるプロジェクト数は世界全体の90%を占め、うち、中国ユニコーン企業によるプロジェクト評価総額は4905億ドル(1ドルは約112.7円)、平均評価額は42億7千万ドルと、米国ユニコーン企業によるプロジェクトの平均評価額の32億3千万ドルよりはるかに高い。これは、主に中国企業のイノベーション力によって、新業態、新経済成長スポット、新産業が大量に生み出されている状況を反映している。
デリバリー、文化・娯楽、教育、シェアライドなどの業界における買収・合併がこの2年間でますます普遍的になってきている。これまでは、独立して「大きく強く」なることが、起業者にとって最も望ましい目標だったが、スピーディな発展や熾烈な競争を特徴とする起業分野において、「買収や合併も、起業者が自身の価値実現のための一つの良い方法であるかもしれない」との認識を持つベンチャー業界関係者がますます増加している。
鯨準や36kr研究院の統計データから、起業のチャンスは、もはや北京・上海・深センに集中しておらず、さまざまな奨励策が打ち出されている新一線都市が、起業ブームの新たな注目点になっていることが明らかになった。2016年と2017年に全国各都市で新たに設立された企業総数に占める北京・上海・深セン3都市の企業数の割合はやや低下した。
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