国内では最高1泊9999元(1元16.4円)のホテルを楽しみ、日本旅行では1つのホテルに10連泊もするといった具合に、旅行サービスプラットフォーム・飛猪では若い消費者が高い消費力を示している。海外旅行では泊まるところも食べるものもよいものを追求し、切り詰めて節約する貧乏旅行はもはやあり得ない。飛猪がこのほど発表した「2018年国慶節海外旅行報告」(国慶節は中国の建国記念日、10月1日)によると、「80後(1980年代生まれ)と90後(1990年代生まれ)の旅行消費がバージョンアップを続けており、海外の目的地がより多様化しただけでなく、出費も一切妥協はないという。「中国青年報」が伝えた。
同報告は、「これまでの10大人気海外旅行先をみると、団体旅行でも自由旅行でも、消費額が軒並み上昇し、自由旅行の上昇率が団体旅行を上回った。日本の場合、自由旅行の消費上昇率が40%を超え、平均消費額は5900元を上回った。団体ツアーの消費上昇率は20%だった。韓国、オーストラリア、香港地区、台湾地区、ベトナムへの自由旅行の消費上昇率もそろって20%を超えた」と伝える。
こうした動きと同時に、これまでぜいたくな目的地とみなされてきた旅行先、たとえばモルディブ、スイス、米国などでの消費額が減少しており、これは海外旅行の一般化がもたらしたメリットだといえる。
旅行先の人気度をみると、今年の国慶節連休に最も人気の高い海外旅行先は引き続き日本、タイ、香港地区だ。トルコは通貨トルコリラが値下がりしたため、今年の国慶節には中国人観光客が前年の倍に増えた。またあまり人が行かないニッチ市場の旅行先もますますブームになり、アイスランド・ノルウェー・オーロラの旅、サッカーのワールドカップ(W杯)で大活躍したクロアチア、欧州のビザなしで入国できる神秘的な国・セルビアなどは、飛猪プラットフォームでの予約件数増加率がいずれも50%を超えた。
ホテルをみると、飛猪プラットフォームを利用した最も大盤振る舞いの顧客と最も長く滞在する顧客はいずれも80後・90後の若年層の人たちだった。国内の格付け上位のホテルの予約状況をみると、消費層の50%以上が80後で、立地は北京、上海、広州、深センの超大都市、三亜や厦門(アモイ)などのレジャー都市に集中している。民泊や不動産短期リースの消費層は90後が中心で、60%以上を占め、ネットで人気の成都市と重慶市の民泊が最も人気が高い。民泊・短期リースの1部屋1泊あたりの料金は5つ星ホテルより安いが、質の高い宿泊施設はのんびりしていると部屋がなくなる。5月1日のメーデー連休が終わるとすぐに国慶節旅行の部屋を予約し、155日も前に予約する消費者もいるという。
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