2017年11月28日、捜狐に、「日本はなぜインターネット分野で中国に大きく後れを取っているのか」とする記事が掲載された。以下はその概要。
インターネット分野では若さが物を言う。若くて才能があって初めて、未来を手に入れられる。日本はなぜ後れを取ったのか。まず、日本の金融資産の大部分は高齢者が握っている。全金融資産のうち60%を60歳以上が、22%を50歳代が保有している。つまり全体の8割以上を50歳以上の人々が握っているのだ。20〜30歳代が保有する割合は0.3%にすぎない。
非婚化、高齢出産が増えているのは、若い世代が子どもの養育費、教育費が高すぎて負担できないことも大きな原因だ。若者たちは高齢者に資産を握られ、将来を楽観することができない。
日本社会は「縦社会」だ。上下関係が厳格で、社会のあらゆる階層に及んでいる。1人の人間が企業に入ると、社内の階段を上がりたいと思う。上司に気に入られて初めて頂点を目指すことができるのだ。ひとっ飛びに出世するなど日本の経済風土、習慣にそぐわない。
終身雇用制も若者たちの創造性にプレッシャーをかけている。中国の通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)がこのほど、初任給40万円を打ち出し話題になったのも、日本の若い世代が今後の日本の成長に期待を抱いていないことを踏んだものだろう。
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