「2017山東日本ビジネスウィーク」が8日、山東省済南市で開幕し、日本の有名企業50社以上の代表150人が参加し、山東省で提携のチャンスを模索し、山東省の力を借りて「一帯一路」(the Belt and Road)参加国とのビジネス協力を目指す。中国新聞網が伝えた。
山東省人民政府の任愛栄副省長は同日行われた「セレクト山東−新旧原動力の転換におけるビジネスマッチング」の席で、「日本ビジネスウィーク期間中、山東省が日本の優れている業界のために、ハイエンド設備製造や電子、省エネ、環境保護、医療介護、健康といった分野でプロジェクト80件以上を選び抜いた。双方がより多くの協力の成果を達成できることに期待している」と紹介した。
一方で、日本ビジネス界の「一帯一路」イニシアティブに対する関心も高い。日本国際貿易投資研究所の江原規由主任研究員(日本貿易振興機構・元中国総代表)は、「日中企業は協力・ウィンウィンをベースに手を取り合い、『一帯一路』沿線市場を開拓し、第三国とのビジネス協力を展開していくことができる」とした。
また、江原氏は、「中国が現在積極的に推し進めているPPPモデル(パブリック・プライベート・パートナーシップ)は国際インフラ建設と生産能力協力同様、参加するのにふさわしい。山東省のPPPモデルの発展は先進的であるため、山東省には今後も引き続き省内のPPPプロジェクトに外資企業を参加させる度合を拡大していくことで、ウィンウィンを実現させることを期待している」と述べた。
日中経済協会の杉田定大専務理事は、「経済貿易協力は日中関係の友好的な発展におけるブースター」とし、「日中国交正常化45周年に際し、日本企業は中国企業と両国の貿易、投資、産業などの分野における協力を引き続き拡大し、両国の二国間貿易の安定し、健康的な発展を望んでいる」とした。
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