2017年12月1日、米ブルームバーグ通信は、日本政府が外国人の人材受け入れに力を入れているものの、「優秀な人材は日本に行く気がない」と伝えた。環球時報(電子版)が報じた。
高齢化で人口減少が進む日本は、優秀な外国人の受け入れに力を入れているが、さまざまな困難に直面している。安倍晋三首相はこのほど、エンジニア、ビジネスマン、研究者などの専門人材を外国から積極的に受け入れ、高齢化と労働力不足に対応すると表明した。学歴、語学力、職歴などを考慮し、1年間の居住権を付与する方針だ。日本政府は「世界で最も早く永住権が取れる制度だ」と強調する。
しかし、優秀な人材は日本を目指さない。外国人にとって、日本は「アジアで最も魅力がない国」なのだ。東京で起業した外国人ビジネスマンによると、日本人の英語水準は低く、駅や街中の英語表示は少ない。日本で仕事をするためには、まず日本語を学ばなければならない。
また、日本では長時間労働が深刻だ。安倍政権になりやや改善したものの、企業は仕事を「自宅に持ち帰って終わらせろ」と命じる文化である。さらに、日本の賃金水準は優秀な人材からみれば低い。昇給にも時間がかかりすぎるのだ。日本企業が優秀な人材をほしいのであれば、まず自らの企業文化を見直す必要があるだろう。
その他の記事
-
株式会社、合同会社、有限会社などの違いを解説
会社の種類には、株式会社や合同会社、有限会社などいくつかの種類があるのは知っているけれど、違いを正しく説明するのは難しいという人もいることでしょう。 ここでは、主な会社形態の特徴 […]
2024/4/25 -
起業するときの補助金にはどんなものがあるの?
起業時に資金調達できる方法として、様々な団体で起業向けの補助金が用意されています。 日本にはたくさんの種類の制度が存在するので、起業時にどれを選べば良いか迷う方も多いのではないでしょうか。 & […]
2024/4/19 -
相続税の未申告はなぜバレるのか?
相続税の未申告は、税務署にバレる可能性があります。 またバレると延滞税などのペナルティが課せられ、結果として損をすることになるので注意が必要です。 年数が経過してから税務署からお知らせが届くの […]
2024/4/17