「手術ロボットのサポートによって、この複雑な整形外科手術は精度が大幅に高まり、手術時間も大幅に短縮された」と話す吉林大学第一病院外傷性整形外科の孫大輝主任はこのほど、吉林省初のロボット補助精密測位低侵襲整形外科手術を無事成功させた。新華社が伝えた。
吉林大学第一病院は今年3月、中国工業・情報化部(省)、国家衛生・計画出産委員会から建設を許可された国家整形外科手術ロボット応用センター。全国に21カ所設けられている指定病院の一つである同病院は、吉林省で唯一建設が認可された。
この手術は伝統的な手術とロボット補助の二つの部分に分けられる。まず医師は患者の腰と背中の中央を切開し、脊柱骨盤分離・整復術と腸腰ボルト系統内固定術を行う。その後、ロボット補助精密測位を応用し、両側の仙腸関節と右側寛骨前部経皮を骨盤に植え込み、固定する。
孫氏は、「これまでは人の手で操作し、ボルトを半分まで打ち込んだ時に、位置にズレがあると分かれば完全に人の手によって調整し直さなければならなかった。しかし手術ロボットはコンピュータ精密測位により、最も合理的な三次元通路を自動的に生成し、手術の誤差はわずか0.1−0.2ミリ。人の操作による血管・神経損傷及び併発症の可能性を最大限引き下げ、手術の安全性を高めている」としている。
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