世界の民間航空業界の「五輪」、「ワールドカップ」などと呼ばれる第24回世界航空路線発展大会は、このほど広東省広州市で閉会した。今回は112カ国の航空会社約300社と各界の代表約3500人が参加した。「中国青年報」が伝えた。
中国は市場規模の持続的増加、消費層の持続的拡大、保障能力の持続的向上という3つの要素に支えられて、今後も発展ペースが非常に速い航空市場であり続けるとみられる。中国は世界の民間航空発展の主体的な参加者であり、共同の証人であり、積極的な推進者でもある。2017年に就航した国際路線は382本で、国際路線は全部で1634本になり、15年より倍増した。旅客輸送量はのべ5億5千万人で前年比13%増加し、世界の旅客輸送量の16.3%を占め、世界の航空輸送の発展に積極的に寄与した。
中国民用航空局の王志清副局長は、「未来の中国は引き続き世界で非常に急速に発展する航空市場になる。今後15年間で、中国は24兆ドル(約2692兆円)分の航空商品を輸入し、対外投資は総額2兆ドル(約224兆円)に達して、航空市場の開拓発展を力強く支えることになる。巨大な消費層が航空市場の開拓発展に向けて着実な基礎を打ち立て、今後数年で、中国国民の出国者数はのべ7億人を突破すると予想される。25年までに、中国が新たに建設する空港は130カ所を超え、空港の新設計画の全体規模は370カ所に達する見込みだ。また空域容量がさらに拡大され、航空市場の開拓発展に極めて大きな可能性を与えることになる」と述べた。
同大会のブランドディレクターを務めるスティーブン・スモール氏は、「今後5年で、中国は世界最大の航空市場に成長すると期待される。統計によれば、今回の世界航空路線発展大会に初めて参加した航空会社は21社あり、このことも中国での大会開催が極めて強い魅力をもつことを示している」と述べた。
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