中国国家統計局が28日に発表した「中華人民共和国2020年国民経済・社会発展統計広報」について、同局の盛来運・副局長は、「年間平均為替レートで換算すると、同年、中国の国内総生産(GDP)が世界経済に占める割合は17%を超えたと試算されている」と説明した。中国新聞網が伝えた。
20年の中国のGDP(速報値)は前年比2.3%増の101兆5986億元(1元は約16.5円)に達した。産業別の付加価値額は、第一次産業が3.0%増の7兆7754億元▽第二次産業が2.6%増の38兆4255億元▽第三次産業が2.1%増の55兆3977億元だった。付加価値額がGDPに占める割合は、第一次産業が7.7%、第二次産業が37.8%、第三次産業が54.5%だった。
GDP成長への寄与率は、最終消費支出がマイナス0.5ポイント、資本形成総額が2.2ポイント、物品・サービス純輸出は0.7ポイントだった。
四半期別で見ると、第1四半期(1-3月)のGDPは前年同期比6.8%減、第2四半期(4-6月)は同3.2%増、第3四半期(7‐9月)は同4.9%増、第4四半期(10‐12月)は同6.5%増だった。国民1人当たりのGDPは前年比2.0%増の7万2447元と試算されている。国民総所得は前年比1.9%増の100兆9151億元。中国全土のGDP1万元当たりのエネルギー消費は前年比0.1%減。労働生産性は前年比2.5%増の1人当たり11万7746元だった。
都市部の新規雇用者は1186万人で、前年より166万人少なかった。消費者物価指数(CPI)は前年比で2.5%上昇。工業生産者物価指数(PPI)は1.8%下落した。20年年末の外貨準備は前年末より1086億ドル多い3兆2165億ドル(1ドルは約106.5円)だった。年間平均で見た人民元の対ドル相場は1ドル=6.8974元と、前年より0.02%上昇した。
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