中国国家統計局が28日に発表した2020年国民経済・社会発展統計広報によると、同年、中国の国内総生産(GDP)は100兆元(1元は約16.5円)の大台を突破し、国民1人当たりのGDPは2年連続で1万ドル(1ドルは約106.5円)を超えた。年間平均為替レートで計算すると、同年、中国のGDPが世界経済に占める割合は17%を超えたと試算されている。人民日報が伝えた。
統計によると、20年、中国のGDPは前年比2.3%増の101兆6000億元に達し、世界で唯一プラス成長を実現した主要エコノミーとなった。住民の所得も経済と歩調を合わせて増加している。同年、中国全土の住民1人当たり可処分所得は前年比4.7%増の3万2189元で、 物価要因を考慮した実質で同2.1%増加し、国民1人当たりのGDPの上昇ペースを上回っている。現行の農村貧困基準に基づいて計算すると、農村の貧困層551万人全員が貧困を脱却した。貧困地域の農村の住民1人当たり可処分所得は前年比5.6%増の1万2588元と、上昇ペースは中国全土の住民のそれに比べて3.5ポイント速く、中国全土の農村部住民のそれと比べても1.8ポイント速かった。
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