ロイター通信は10月31日、中国初の海上浮動式原発がまもなく完成すると報じた。中国船舶重工集団の技術者である張乃亮氏によると、中国の関連技術は「十分成熟」しており、2020年までに準備作業を終え、渤海における掘削基地で初の試験が行われるという。科技日報が伝えた。
記事に記載された広範な応用シーンは、注目を集めた。記者が関連部門に問い合わせたところ、確証は得られなかった。海上浮動式原発とは何だろうか、なぜ社会から広く注目されているのだろうか、海上浮動式原発の発展はどのような問題に直面しているのだろうか。記者は関連問題について、関係者を取材した。
資料によると、国家発展改革委員会は2015年に、中核集団の「ACP100S」、中広核の「ACPR50S」、中船重工の国家海洋原子力プラットフォーム模範プロジェクトを、エネルギー科学技術革新「第13次五カ年計画」に盛り込むことに同意した。
海上浮動式原発は、なぜ注目されているのだろうか。ある匿名の業界関係者によると、陸上原発の縮小版を船舶に取り付けるため、離島に安全かつ効果的なエネルギーを供給でき、さらに遠洋で作業中の海上油田・天然ガス掘削プラットフォームに電力・熱・淡水資源を提供できる。また、電力や熱、海水淡水化が必要であれば発電所を運び駆けつけ、必要なくなれば発電所を運び去ってくれるという特長がある。
少し不思議な話に聞こえるが、その技術の原理に不思議な点はない。陸上に建造していた原発を、船舶に取り付けるだけのことだ。
ACP100プロジェクト副チーフデザイナーの許斌氏は、「原発の数十、さらには百万kWの原子炉と比べ、海上浮動式原発の原子炉は小型化・モジュール化・一体化・パッシブなどの先進的・革新的技術を搭載する。安全性と柔軟性が高く、幅広い用途を持つ」と説明した。
業界関係者は、「海上浮動式原発の発展には多くの問題がある」と述べ、次のように例を挙げた。海上浮動式原発は数多くの部門に関わり、いかに監督管理するか、誰が統一的に管理するかがまだ明確化していない。また、海上浮動式原発の整った産業チェーンが構築されておらず、より経済的というデータもまだ憶測に過ぎず、投資家の信頼に間接的に影響を及ぼしている。
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