君楽宝乳業集団の広々とした搾乳ホールに入ると、大きな窓を挟んで搾乳の過程を目にすることが出来る。搾乳の時間になると、乳牛がホールに入り、列を作り厳しい洗浄・消毒検査を受ける。次に、ロータリー型搾乳ロボットが器具を取り付け、搾乳が終わると、ターンテーブルが出口の位置に移動し、乳牛は牛舎に戻る。このロボットは8分間で120頭の搾乳をし、1頭から毎日30キロの牛乳を得る。牛乳は直接パイプラインからタンクローリーに積み込まれ、加工のため工場に運ばれる。科技日報が伝えた。
中国農業農村部(省)が発表した情報によると、中国の乳業には近年大きな変化が生じており、乳業の構造調整とモデルチェンジ・アップグレードをほぼ実現している。
データによると、2017年の中国の生乳サンプリング検査合格率は99.8%で、メラミンなどの重点管理・禁止添加物のサンプリング検査合格率は9年連続で100%を維持している。乳幼児用粉ミルクのサンプリング検査合格率は99.5%で、乳製品全体のサンプリング検査合格率は99.2%。乳脂肪の平均値は100グラムあたり3.80グラム、ミルクタンパク質の平均値は100グラムあたり3.23グラム、生菌数の平均値は1ミリリットルあたり31万3000CFU、体細胞数の平均値は1ミリリットルあたり30万9000個。
国家乳牛産業技術体系首席科学者の李勝利氏は、「これらの主要指標は過去最高の水準に達している。先進国の水準と比べても、中国の乳製品の全体的な安全状況は、すでに高い水準に達している」と述べた。
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