今年の「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)には、世界の200を超える国・地域が参加した。11日午前0時を回ったわずか9時間で、天猫の取引額は1000億元(約1兆7000億円)を突破した。人民日報海外版が伝えた。
このほど発刊された英誌エコノミストの「特別報道」によると、『ダブル11』は今や中国だけのものではなく、世界的イベントであり、地球上で最もにぎやかで忙しいショッピングデーになった。
データをみると、「ダブル11」期間に世界の14万を超えるブランドが1500万種類を上回る商品を天猫のスーパーセールに参加した。京東の「グローバル良品祭」は世界約200カ国・地域の数万ブランドの商品をそろえた。アマゾンは56カ国・地域の約3000ブランドを集めた「精選スーパー」を入念に打ち出した。
ロシアでは、昨年の「ダブル11」期間には発送された小包が2000万個近くにも及んだため、今年は郵政部門が全国の最重要なスーパー仕分けセンター5カ所の陣容を大幅に拡大し、最も早い場合には翌日に荷物が到着するよう態勢を整えた。マドリード、フランクフルト、ロサンゼルス、シドニー、ソウル、大阪など世界の中心都市には、10大「グローバル受注処理センター」が開設され、現地から中国人利用者の手元へより迅速に荷物が届くようになった。香港、マカオ、台湾、シンガポール、マレーシア、オーストラリア、ニュージーランド、米国、カナダ、日本などの国・地域では、アリババ(阿里巴巴)集団傘下の菜烏網絡科技有限公司が現地の物流企業と提携して、基本郵送料金に達していない軽量の荷物の配送サービスを初めて打ち出した。
阿里巴巴(アリババ)の張勇(ジャン・ヨン)最高経営責任者(CEO)は、「ビジネス、科学技術、ビッグデータに駆動されて、『ダブル11』は今や世界規模の社会全体での共同作業になった」と述べた。
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