2018年9月3日、捜狐は「中国にブックオフは必要か」とする記事を掲載した。
記事は、「日本では古本の回収・販売を全国的に展開するチェーン企業として『ブックオフ』が大きな成功を収めた。日本では中古品を売り買いする文化が根付いている。日本の書籍の価格は高く、物を買う場合は新品より中古品を好む消費者も少なくない。日本の住宅は一般的に狭く、使い終わった商品を売りに出す中古品市場が成熟している」と紹介する。
一方、「中国でも伝統的に、中古品を買うのは安く手に入れることが第一の目的だった。しかし、今ではお金を節約するだけでなく、手に入りにくい品や絶版ものなど、古くても価値があるものが好まれるようになっている。消費に対する欲求が上がっているためだ。さらに、古本を読むことで資源を節約している意識を購買者に与え、新たな読書体験を提供できる」とした。
そんな最近の中国で人気なのが、新しいタイプの古書チェーン店「漁書」だという。記事は「環境保護やリサイクルのイメージを前面に打ち出し、顧客はエコな購買体験を得られる。環境に優しい経営方針、イメージは政府の方針とも合致し、公的支援を受けて地域の公共施設に出店することに成功。ここ3カ月で60店舗をオープン、全国で200店舗近くを展開するまでになった」と紹介。「『漁書』が中国の実情に合った古書店の経営方法かどうかは分からないが、ブックオフのような手法が中国の現状に合っていないことは確かだ」としている。
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