阿里巴巴(アリババ)グループは4月2日、日本のスマホゲームアプリの開発を手がける「ヒットポイント」と戦略的提携を結んだと発表し、5月9日に中国語版「旅かえる」が正式にリリースされた。中国語版では、家の中のインテリアから、中国各地のお土産、故宮の建物が写ったポストカード、玉の飾りや油紙傘といった「どうぐ」まで、中国の要素がたくさん盛り込まれている。北京商報が伝えた。
中国では今年初めに「旅かえる」が大人気となり、実際のところそのブームはすでに落ち着きをみせている。そうした現状において、アリババはどのように人気再燃を図るのだろうか?アリババによると、5月8日の時点で、中国語版「旅かえる」のショッピングサイト・淘宝での予約数は100万件に達している。これまで、「旅かえる」には日本語版しかなかったため、言葉や文化の違いがあり、中国のプレイヤーはこのゲームの遊び方や文化的な面で、本当の面白さを感じることができなかった。しかし、中国の文化などに合わせてローカライズされたことで、中国のプレイヤーはリニューアルした「旅かえる」を楽しむことができる。中国語版で遊ぶと、プレイヤーは容易に共感を覚えることができ、日本語版とは違った面白さを感じることができるからだ。
しかし、中国語版をリリースしたアリババ傘下の版権取引プラットフォーム・阿里魚にとっては、その真の狙いはゲームそのものではないようだ。4月1日、アリババが「旅かえる」の中国における配信権利を獲得したと発表してから、1カ月の間に提携の意向を確定させた事業者は26社に達している。提携した事業者は、ぬいぐるみ、3C(コンピューター、通信、大衆消費電子製品)、食品、コスメ商品、マタニティー・ベビー用品、スマート商品、家具、旅行・収納、バッグ、ポストカードなどで、各商品が19日に発売される。同日、事業者12社が予約受付と商品販売を開始する。阿里魚は「現段階では、ゲーム開発や宣伝、淘宝アプリなどでPR、運営し、今後は著作権を幅広く活用できるようにする」としている。取材では、中国語版のリリース前に関連アイテムが淘宝や天猫で発売されていることが分かった。
北京市社会科学院首都文化発展研究センターの沈望舒(シェン・ワンシュウ)副センター長は、「リリースされた中国語版『旅かえる』に文化的付加価値を加え、新たな価値を生み出すことが一番重要だ。ゲームにもマルチな価値があり、その価値はゲームだけに限らず、生活の衣食住、交通、アイテムなどの各分野に及ぶ」との見方を示した。
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