2018年10月24日、中国メディアの環球網は、香港、中国本土側の広東省珠海市、マカオを結ぶ世界最長の海上橋「港珠澳大橋」が開通したことについて、「日本企業も新たなビジネスチャンスに大きな期待を寄せている」と報じた。
記事によると、日本経済新聞は23日付の記事で、中国政府が中国本土の広東省と香港、マカオの連携を深める「粤港澳大湾区(グレーターベイエリア)」構想を推進していることを紹介。「港珠澳大橋は海底トンネルや橋梁、人工島などからなる全長55キロメートルの巨大プロジェクト。香港国際空港があるランタオ島とマカオ、珠海を結び、総工費は1000億元(約1兆6000億円)超とされる。陸路で約4時間かかっていた香港―珠海は45分、フェリーで1時間の香港―マカオは30分ほどで行き来できるようになる」とし、「9月には香港と広州を結ぶ広深港高速鉄道が全線開業した。中国政府は、ハイテク企業が集まる深センや自動車産業の中心地である広州と金融・物流センターの香港を結びつけて、経済のけん引役としたい考えだ」などと伝えている。
NHKのニュースサイトも23日、「橋の開通で、この地域の一体化を通して経済発展を目指す動きが加速しそうだ」とし、「現地に進出している日本企業からは、新たなビジネスチャンスを期待する声も出ている」と報道。珠海に工場がある大手ビールメーカーのキリンが地元のブランドを買い取る形で、「マカオビール」と、広東省珠海で親しまれている「海珠ビール」を作っていること、この2つのブランドは生産量の4分の1を占める主力商品になっていること、香港を訪れる観光客やビジネスマンがマカオや珠海まで足を伸ばしてもらうことで、ビールの消費量が増えることを期待していることなどを紹介し、「世界中の人にうちのビールを知ってもらい、ブランドの魅力を広げていきたい」というキリンビール珠海の営業本部長、小川耕一氏のコメントを伝えている。
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