2018年11月5日、参考消息(電子版)によると、中国のスマートフォンメーカーが世界初の折りたためるスマートフォンを発表した。
香港紙・経済日報によると、この世界初の端末「FlexPai(柔派)」を発表したのは、広東省深センに本社を置く柔宇科技(Royole)。自主開発した7.8インチの柔軟な画面を搭載し、曲げたり折りたたんだりしても表示や発色に影響はなく、折りたたむと4.3インチの画面として使える。テストでは20万回以上の折り曲げに耐えたという。
AndroidベースのOSを搭載し、プロセッサ(SoC)にはSnapdragon 8シリーズを採用。5G通信やデュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)、指紋認証などに対応する。また、1600万画素と2000万画素のデュアルカメラを搭載し、1時間で80%の急速充電が可能だとされている。
記事は「この端末の発表で、韓国のスマートフォン業界に激震が走った」と伝えた。韓国紙・朝鮮日報は、「折りたたんでも使える端末の開発はサムスン電子と中国の華為(ファーウェイ)がしのぎを削っていたが、新興メーカーに先を越されたのは完全に予想外だった」と報じた。
ただ、この端末の影響力は限定的だとの見方もあると記事は指摘している。韓国のディスプレーメーカーの関係者は、パーツメーカーの柔宇科技は端末の生産経験がなく、十分な生産設備や流通ネットワークもないとし、「投資を集めるためのパフォーマンスのようなものだ」と話しているという。
記事によると、柔宇科技は2012年に広東省深セン市と米シリコンバレー、香港で同時に設立された創業6年の新興企業だが、資金調達ラウンド・シリーズEで企業価値が50億ドル(約5670億円)と評価された。14年に厚さ0.01ミリのフルカラーの世界最薄で柔軟性のあるディスプレーを開発している。
その他の記事
-
固定資産税とは?償却資産税との違いや節税の方法を解説
「固定資産税と償却資産税ってどう違うの?」「固定資産税に節税方法はあるの?」とお困りの方必見! 本記事では、固定資産税と償却資産税の違いから、固定資産税の対象となる資産や、節税す […]
2025/3/14 -
減価償却とは?計算方法や定額法・定率法の違いを解説
「減価償却の計算って難しそう…」「定額法と定率法の違いがよくわからない…」そんな悩みをお持ちのあなたへ。 本記事では、減価償却の計算方法をわかりやすく解説します。 固定資産の減価 […]
2025/3/12 -
節税 vs 脱税: 2つの違いと罰則を分かりやすく解説
「税金はできるだけ抑えたいけど、脱税は怖い…」そんな不安をお持ちではありませんか? 本記事では、節税と脱税の違い、そして脱税行為の具体例や罰則について詳しく解説します。 節税は合 […]
2025/3/11