三菱地所は、シンガポール大手が計画する浙江省杭州市での大規模複合オフィスビル開発計画(第3期)に参画することを決めた。トプコンは北京市にアイケア事業の中国拠点を設立、「アイケア事業を加速させ売上倍増を目指す!」という。イーライフは広州市に現地法人開設した。日本企業の中国展開の支援を本格化する。
●三菱地所、杭州市の大規模複合オフィスビル開発計画に参画
三菱地所は、総合開発や都市化プロジェクトを手掛けるシンガポール大手デベロッパーAscendas-Singbridge Groupが計画する浙江省杭州市での大規模複合オフィスビル開発計画「Singapore-Hangzhou Science & Technology Park(SHSTP)」の第3期開発計画に参画する。2019年1月23日付で発表した。
SHSTPは、日系企業も100 社以上が進出している杭州市経済技術開発区にある。第3期は小規模から大規模まで、多様なオフィス利用ニーズに対応可能な大規模開発。低層部に飲食・物販店舗やフィットネスジム等の就業者向け利便施設を設け、中央に広場を整備する。着工は3月。
同件は三菱地所グループとして中国における2件目のオフィス開発事業。初のAscendas 社との共同プロジェクト。
●トプコン「売上倍増を目指す!」=北京にアイケア事業の中国拠点を設立
トプコンは23日、アイケア事業の中国拠点としてTopcon (Beijing) Medical Technology(本社・北京市)を設立したと発表した。
中国では(1)経済成長に伴う所得の増加や生活水準の向上、(2)高齢化の進展、(3)ライフスタイルの変化による生活習慣病の増加――などを背景にヘルスケア市場が急成長している。アイケア(眼科検査・診断・治療)市場も米国に次ぐ規模まで拡大したという。
トプコンは、アイケア市場は今後も高いペースで成長が続くと予想。加えて、政府による医療サービスの充実化・近代化方針などもあり、眼底スクリーニングやAI診断支援等のアイケア分野への投資が活発化していることにも着目した。
北京市に設けた拠点を基盤に中国アイケア市場における販路マネジメント、キーアカウント開拓・販売、マーケティング、カスタマーサービス、規制対応などを積極展開すると共に、OCTや眼底カメラ、ICTソリューションを軸とした成長戦略も実行し、重要戦略市場である中国での事業発展を図る。同社は、中国での拠点開設について、「アイケア事業を加速させ売上倍増を目指す!」と表現した。
●イーライフ、広州に現地法人開設し、日本企業の中国展開の支援を本格化
イーライフは23日、広東省広州市に「広州熠来広告」を2018年12月に設立し、19年1月から日本企業の中国展開におけるマーケティングパートナーの活動を本格化すると発表した。
現地商習慣や最新テクノロジーを融合させながら、日本国内で培ってきたインタラクティブ・マーケティングのワンストップ・ソリューションサービスを提供することで、日本企業の事業展開を、よりスピーディーかつ確実にサポートする考え。
同社の海外法人は、2017年2月設立のシンガポール法人に続き2社目。
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