春・夏のシーズンには、高齢のシルバー族が繁忙期を避けた閑散期の観光消費の主力になる。旅行予約・情報プラットフォームの「Lvmama」旅游網が5月25日に提供したデータをみると、2018年1~4月に旅をした観光客のうち、50歳以上の割合が32%に上り、前年同期より5ポイント増加した。シルバー族の観光消費の潜在力が突出している。中国新聞網が伝えた。
若年層の「休みを最大限に活用して」する旅行スタイルと異なり、中高年の観光客の多くはゆったりしたペースの旅行スタイルをより好む傾向がある。
同プラットフォームのデータをみると、50歳以上の観光客の旅行1回あたりの平均日数は6~7日間で、若年層の3日間を大きく上回る。忙しいサラリーマンや学生たちと違って、シルバー族には時間的なゆとりがあり、長く旅行に行くことが可能だ。また1回の旅行でいろいろな場所を訪れること、1カ所のスポットに長くとどまることを好み、さらに体に負担がかからないよう、ゆったりしたペースで快適な旅行を楽しむ人が多い。
リタイアしたばかりの王さんは、「これまではいつも団体ツアーに参加してきたが、行程がきつくて、ついていくのが精一杯だった。今は旅行商品を予約する時は、ゆったり型の路線を特に選んでいる」と話す。シルバー族は人と一緒に旅行するのが好きで、数人で連れ立って出かけ、旅行しながら交流し、お互いに世話を焼き合って、この上なく楽しく過ごすという人が多い。
そこで今、ゆったり型の団体ツアーが高齢者の間で大人気だ。ゆったりペースの専用列車で回るリゾート型団体ツアーは特に人気が高い。
同プラットフォームの海外旅行部門責任者は、「自家用車や観光バスなどの交通手段に比べ、列車はより安全で快適な移動手段というだけでなく、特別列車ならいろいろな楽しみ方ができる。座ってもよし、ごろりと横になってもよし、車内を散策してもよしで、旧友と心ゆくまで交流することもでき、居心地がよく、旅が面白くなる。現在、営業している観光専用列車はどれも観光目的地まで直通で、乗り換えの必要がなく、次の列車に間に合うかとせかせかする必要がない。こうしたゆったりした旅行スタイルが、シルバー族の間でますます人気だ」と話す。
新疆ウイグル自治区、甘粛省、重慶市といった昔からの人気路線だけでなく、「列車で海外ツアー」も高齢者の間で人気がある。
同プラットフォームのまとめた統計によると、「中国-カザフスタン専用列車の旅」を申し込んだ人のうち、60歳以上の人が5割、50~60歳が3割を占める。シルクロード文化に興味がある若年層や両親と一緒に旅行する子ども世代もいるという。
「両親を旅行に招待する」のが現在流行中の親孝行のスタイルだ。同プラットフォームの統計では、高齢者のツアー参加で実際に申込みをした人の年齢層は20~40歳が多く、また高齢の観光客のうち8割は子ども世代が申込みをしたという。
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