調査当日までの準備
税務調査が突然やってくるということは滅多にありません。
一般の税務調査では、実際に税務調査が入る1~2週間前に会社宛に連絡されます。
その後税務調査を行う日程が、双方の都合を調整して行われます。
突然ではないとしても、連絡から調査当日までの間にできるだけ準備しておくことができるなら、もちろんそのほうがいいですよね。
多くの場合で、過去3期分の資料まで調査はさかのぼります。
もし過去3期について、不十分な処理しか行われていない事項や整備されていない事項があるならば、この期間に整理しておいたほうが良いでしょう。
以下は是非やっておきたい事項です。
その他としては以下のものも挙げられます。
帳簿に関連する事柄はこんなことまで注意です!
社内の責任者は準備を!
税務調査に際して、通常は税理士に立会ってもらいます。
税務調査は税理士へ立ち会いを依頼することが多いですが、調査を受けるのはあくまでも会社であり、中小企業となるとたいてい経営者が調査に対応することとなります。
税理士は、税務代理や税務書類の作成を業務としていますが、税務調査にあたっては、基本的には中心的に受け答えすることはできません。
応対する人を明確に決めておいたほうが良いでしょう。
例えば、詳しい取引内容の詳細を求められた場合、帳簿を提出したり、応対するのは誰なのかはということや、経理以外の分野は誰が答えるかということも決めておくことがいいでしょう。
次のような体制を社内で整えておくとよいでしょう。
税務調査当日までにそろえておくべき帳票・類書類
①会社経営全般
②売上・仕入関係
③ 人件費関係
上記資料を一式まとめて用意しておくと、調査に協力的だと調査官からも思われ、調査事態もスムーズに進めることが出来るでしょう!