第1回中国国際輸入博覧会の会場に一歩足を踏み入れると、これが中国と世界がともに未来を享受するための「並大抵ではない」プラットフォームであることを肌身に感じる。
先端設備から日用品まで、いくつかのブロックに分かれた会場をざっと一巡すると、万歩計の数字は2万歩を超えていた。博覧会には、172カ国・地域・国際機関が参加し、企業3600社あまりが出展し、展示面積は30万平方メートルに達し、国内外のバイヤー40万人以上が商談や買い付けに訪れるという。このように規模が大きいため、会場となった上海国家エキシビションセンターの2階に設けられた契約調印ホールは予約でいっぱいになり、担当者は残業を余儀なくされ、この貿易の一大イベントの熱気を物語るエピソードの一つとなっている。
博覧会は活気のあるビジネス貿易プラットフォームだ。海外の専門家の中には、「企業が中国市場に進出せず、最新のトレンドを追わず、新しい問題や挑戦を受け止めようとしなければ、世界の中でも、自国においてさえ、競争することは難しくなる。中国に進出しなければ『グローバルプレイヤー』にはなれない」との見方を示す人もいる。こうした考えに基づき、来年に行われる第2回輸入博覧会に注目し、早くも展示ブースを予約した企業は少なくない。
博覧会は開放的な交流のプラットフォームでもある。プレスセンターの入り口にある展示ブースには、中国語、英語、アラビア語、ロシア語、日本語など異なる言語で書かれた本が置かれている。医療機器のブースには肌の色が違う数人がいて、身振り手振りを交えて盛んに交流しており、近づいて耳を澄ますと3種類の言語が飛び交っていた。ビジネスは博覧会に参加する唯一の目的ではなく、お互いの経験を参考にし、お互いにヒントを与え合うことで、参加者は「達成感」をより多く得ることになるかもしれない。
また、博覧会は誰もが恩恵を受ける包摂のプラットフォームでもある。消費者は誰しも、博覧会で心を動かす商品に出会い、「買いたい」という消費意欲がわき起こる可能性がある。博覧会での「一目惚れ」が、「長く連れ添うパートナー」に発展する可能性もある。今年10月11日、ドイツのBMWグループと中国の華晨汽車集団は新たな合弁合意に調印して、新工場プロジェクトが始まり、BMWは中国が自動車産業の持ち株比率制限を緩和して利益を受けた一番目の企業になった。
自動車から日用品まで、農産品から医療・健康機器まで、博覧会に集まった豊富な商品に対応するのは、中国の消費者の拡大を続ける素晴らしい生活へのニーズだ。博覧会は6日間のオフラインのイベントだが、終了後は365日間のオンライン取引プラットフォームへと発展し、世界中の優れた商品が引き続き手の届くものになる。
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