午前0時前に選び抜いた商品をカートに入れ、0時を過ぎるやいなや先を争って注文を確定し、支払いを済ませるとまた買い物を続け、お気に入りリストに入った商品をすべて購入するまで買い物は続く。天猫(Tmall)の「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)の夜を、ほとんどの「手切族」(ネット通販で過剰な衝動買いをしてしまう人々)は毎年このように過ごしている。武漢晩報が伝えた。
10回目の「ダブル11」を目前にして、阿里巴巴(アリババ)傘下の阿里データは歴代の取引状況の変化を示すデータを発表した。それによると、「ダブル11」当日、大量買いをする人の「戦闘力」は0時以降爆発的に続くという。
2012年以降の1時間あたりの累計注文数をみると、午前0-1時の注文数が一日で最も多く、気に入った商品をいち早く手に入れようとする消費者がますます増えていることがわかる。
これに対応するように、「ダブル11」の最初の1時間の取引額も飛躍的に増加した。
17年の「ダブル11」当日には、わずか1時間49秒で取引額が571億元(約9100億円)に達し、14年の一日の累計を上回り、初年度の09年の6000倍に達するという驚異的な伸びをみせた。
朝まで寝ないで盛んに買い物をしているのは誰か。データによると、「ダブル11」の「手切族」の中心は35歳以下のユーザーだ。この10年間、最も安定的な手切族は25-35歳の年齢層に集中し、毎年の「ダブル11」には取引を行った人の中でこの年齢層の割合が最も高かった。
25歳以下の若年層も年々増加している。17年の場合、取引した人のうち26-35歳は40%を占め、25歳以下は約32%を占めた。
「ダブル11」でますます多くのブランドが売られるようになったことの背景には、中国の消費高度化の安定した歩みがある。データによると、女性用衣類、美容・スキンケア製品、携帯電話などの商品が長年にわたり取引額の上位番付にどっしりと座り、「売上1億元(約16億円)」を達成したブランドは往々にしてこうした分野から生まれている。時間の流れとともに、10年前には消費者にとても歓迎されていたネットワークゲームや携帯電話のプリペイドカードが、番付の上位10位から少しずつ姿を消していった。今やますます多くの人が安いから買うという消費理念を卒業し、「ダブル11」でも高い品質のブランドをより多く買うという消費理念への変化がみられる。
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