世界貿易界の新たな盛会となる第1回中国国際輸入博覧会が11月5日午前、上海虹橋国家コンベンションセンターにおいて、予定通り華々しく開幕した。同博覧会は、中国ひいては世界で初めての、輸入をテーマとした国家級博覧会であり、企業製品展、国家貿易投資展、さらにはハイレベルの同時開催フォーラムが催される。人民日報が伝えた。
〇見どころ1
科学技術ツールを存分に活用、各国展示館の鮮明な特色
「国家貿易投資総合展」は、今回の輸入博覧会ならではの催しだ。展示面積3万平方メートルに及ぶ国家展には、82カ国と3つの国際組織による71ブースが設けられており、各出展者にとってまたとない展示のチャンスが与えられた。
出展国家は五大陸の随所に及び、先進国はもちろん、発展途上国や後発発展途上国も出展している。インドネシア、ベトナム、パキスタン、南アフリカ、エジプト、ロシア、イギリス、ハンガリー、ドイツ、カナダ、ブラジル、メキシコの主賓国12カ国が、それぞれ特色ある展示館を設立し、ハイレベルの政府代表団を派遣している。
国家展は鮮明な特色を備えている。各国の展示館は、ハイテクツールと多様な展示スタイルを存分に活用し、自国特有の地域文化や特色ある産業の優位性を打ち出しており、内容は、商品貿易・サービス貿易・産業状況・投資観光および代表的な製品を網羅している。
輸入博覧会では、中国で初めて行われる産業貿易フォーラムも同時開催される。
〇見どころ2
世界500強企業と各業界の筆頭企業が集結
約3600社の出展企業には、世界500強企業約200社と各業界の筆頭企業が名を連ねている。館内を一巡すると、著名企業が並ぶ長い廊下を突き抜けて歩いているような気分を味わうことができる。
時代の先端を行くスマート・ハイエンド装備展示エリアには、GE(ゼネラルエレクトリック)、マイクロソフト、キヤノン、日立、シーメンス、デルなどの世界500強企業を含む400社以上が出展している。産業ロボットおよびファクトリーオートメーション関連機器の世界最大手メーカー・クーカ、ABB、ファナックなどの企業も、各社の最先端技術成果を披露している。
博覧会では、100項目以上の新製品や新技術が発表され、特別展示エリアが全体に占める割合は91%に達し、見どころ満載となっている。
その中でも特に関心を集める、有名自動車メーカーは1カ所に集められている。世界の有名自動車メーカー69社が同博覧会に出展しており、500強企業と業界筆頭企業の展示面積はこのうち95%を占め、現在の全主流車種をカバーしている。
医療器械・医療保健エリアは、科学技術研究開発製品がかなり集まっているエリアで、業界企業300社以上が出展している。エフ・ホフマン・ラ・ロシュ、アストラゼネカ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、サノフィ、バイエルなど世界医薬業界の名だたる企業が、様々な最前線のハイテク科学技術製品を展示している。
一連の新技術が発表されることで、輸入博覧会の科学技術的価値が高まり、中国サプライサイド構造性改革にとって啓発の新たなヒントが提供されている。
見どころ3
大好評を博する革新製品「素晴らしい生活」の追求に適応
七大エリアでは、一般市民の生活と関係の深い製品が多く展示されている。消費者向け電気製品・家電、服飾・アクセサリと日用消耗品、食品と農産品などの展示エリアが、多くの来場者の注目を集めている。
中国国家商務部の王炳南副部長は、「中国各地の地方政府と関連部門は、契約成立を促すために、39の取引団および約600の取引支団を組織し、約10万社の基幹企業と約15万社の仕入れ業者が会場で仕入れに関する商談を進めている。今回の博覧会開幕に先駆け、サブ展示エリアで需給商談会を7度にわたり開催、重点出展企業とバイヤーに適切な商談の場を提供し、博覧会での契約成立をバックアップした」と紹介した。
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