中国は9日2時28分、「高分5号」衛星の打ち上げに成功した。中国生態環境部(省)環境観測司の関係者は9日、同衛星は赤外線バンドの分解能が世界で最も高い民間用衛星であり、「天地空一体化」観測システムを形成し、環境総合観測などの切実な需要を満たし、高スペクトル分解能地球観測能力を手に入れる上で重要な意義をもつことを明らかにした。科技日報が伝えた。
同氏によると、同衛星の打ち上げは衛星・無人機・地上を組み合わせた「天地空一体化」観測システムの形成を促す。衛星は生態保護レッドライン確定時の生態環境状況を「撮影」によって記録するが、これは生態環境の「ネガ」のようなものだ。その後に生じるすべての生態環境変化は、リモートセンシングによる解釈・反転・比較対照により直ちに発見される。無人機は分解能50センチ以下の各種カメラを使い、衛星が発見した変化の確認を取り、判断ミスを減らす。最後に地上実地調査・識別により、違法な生態破壊行為の証拠を集める。これにより適時・迅速・正確な生態保護レッドライン観測・監督管理を実現し、生態破壊行為を直ちに発見・処置する。
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