中国のシェア自転車・摩拝単車(モバイク)は14日、オーストラリアのシドニーに正式に進出することを発表した。
モバイクによると、第1陣としてシェア自転車500台を投入するという。よりスムーズに普及させていくため、11月は1AUD(約85円)のデポジットの支払いだけで無料で使用可能にしているという。
オーストラリアエリアにおけるモバイク社社長を務めるミナ・ナダ氏は当日の記者会見で、「シドニーの多くの地域は、人口が集中しているものの、公共交通機関が発達していない。モバイクは地元住民の新たな交通手段になるだろう」と述べた。
シドニー議会の報道官によると、モバイクを含むシェア自転車事業者5社がシドニーで、約4000台のシェア自転車を投入しているという。現在直面している主な問題はこれらの自転車をどのようにして合理的に駐車するのかという点。モバイクの追跡技術は、自転車をニーズの高い地域に投入でき、不法駐輪の場合にはアラームで知らせることも可能だとしている。
モバイクによると、モバイク自転車は現在までにすでにシンガポールやイタリア、米国などの180都市以上に進出し、世界各地で2億人以上のユーザーを抱え、一日当たりの利用回数は3000万回以上になるという。
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