税関がまとめた統計によると、今年1〜9月の輸出入額は20兆2900億元(1元は約17.1円)に上り、前年同期比16.6%増加した。このうち輸出は11兆1600億元で同12.4%増加、輸入は9兆1300億元で同22.3%増加だった。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は2兆300億元の黒字で、黒字額は同17.7%低下した。商務部(商務省)対外貿易司の責任者は、「2017年1〜9月の対外貿易には主に次のような特徴がみられる」として、4つの特徴を挙げた。
商品の構造をみると、電気機械製品の輸出が6兆4100億元で同13%増加し、57.5%を占め、この割合は前年同期比0.3ポイント上昇した。うち自動車が同28.5%増加し、コンピューター・関連部品は同20.5%増加、船舶は同12.2%増加、携帯電話は同10.8%増加だった。繊維・衣類など7つの伝統的な労働集約型産業の輸出も急速な増加傾向を保ち、増加幅は9.4%に達した。
経営主体をみると、民間企業の輸出が5兆2300億元で同14.7%増加し、46.8%を占め、同0.9ポイント上昇して、輸出の最大の経営主体の座を保った。外資系企業の輸出は4兆7800億元で同10.5%増加し、42.8%を占め、同0.7ポイント低下した。
貿易スタイルをみると、一般貿易の輸出入が11兆4900億元で同18.1%増加し、56.6%を占め、同0.7ポイント上昇した。
国際市場をみると、中国から米国、欧州連合(EU)、日本といった伝統的市場への輸出が増加し、米国は16.5%、EUは13.6%、日本は9.4%、それぞれ増加した。ブラジル、ロシア、インド、南アフリカ、マレーシアなど新興5カ国(BRICS)や「一帯一路」(the Belt and Road)参加国への輸出が急増し、ブラジルは40.2%、ロシアは22.1%、インドは21.8%、南アフリカは19.1%、マレーシアは17.4%、それぞれ増加した。
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